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★1968年発行の大変古い本です。箱、ビニカバ付き。★箱に経年の傷み有り。角スレ、小口の紙質劣化剥がれ、全体にスレ傷有り。(箱傷みの為、傷や汚れ有りとしました)★本体は、天に薄い小シミ有り、三方に小ヤケ有り。6ページ目の下部に亀裂破れ有り。(画像参照下さい。)★53年の経年に比して、本文や見開きに、汚れ、シミ等ほぼ見られず、大変良い状態と存じます。 「幻の赤本」と言わしめた、あかね書房の「国際児童文学賞全集」の17巻目に当たります。 シュミット女史は、オランダを代表する童話作家で、「イップとヤネケ」「アーベルチェの冒険」「猫のミヌース」等、日本でも人気のある作家様です。 なのに、邦訳されたシュミット作品の中で最高峰(私の読書歴比の独断です。)の、この面白さがジブリ+ピクサーばりのウィプララが、何故か絶版。勿体ない! 実写映画化されていますが、どうも出来が原作をだいぶ下回り、完全に子供向け(まあ、児童書ですけど)で、題からして「ミクロアドベンチャー」。辞めましょうよ、見る前に内容がわかる題、と言いたくなります。 小人の魔法使いのウィプララは、魔法が下手で、人を石にしたり、大きさを小人サイズに縮めたりぐらいしか出来ません。そして、全ては彼の善意から使われる魔法なのですが、其れが様々なトラブルに繋がってしまいます! ウィプララと友達になったブロム先生一家、立派なホテルへ食事に行きます。いざお会計、になった時、お金が足りません!(初出の1957年のオランダではまだクレジットカードは普及していなかったのか?)警察を呼ばれて、窮地の一家を助ける為に、ウィプララは魔法で全員を小さくしてしまうのです! お終いには、ちゃんと元の大きさに戻れて、ウィプララ自身は、ウィプララの国へ帰って行きます。「きっと、いつかウィプララはもどってくるわ。」というロッティの言葉に、ひょっとして続きを書かれるつもりだったのかな、とも思いましたが、これは、子供の心に戻ってくる、という意味だったのだと思います。 長期個人保管の大変古い本です。経年比で本体は、赤い布張りの表紙も鮮やかで、汚れ無く大変綺麗と存じますが、状態は、どうぞ上記★書きと、画像よりご判断ください。 古い本にご理解のある方との、嬉しいご縁を心よりお待ち致しております。
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「幻の赤本」と言わしめた、あかね書房の「国際児童文学賞全集」の17巻目に当たります。
シュミット女史は、オランダを代表する童話作家で、「イップとヤネケ」「アーベルチェの冒険」「猫のミヌース」等、日本でも人気のある作家様です。
なのに、邦訳されたシュミット作品の中で最高峰(私の読書歴比の独断です。)の、この面白さがジブリ+ピクサーばりのウィプララが、何故か絶版。勿体ない!
実写映画化されていますが、どうも出来が原作をだいぶ下回り、完全に子供向け(まあ、児童書ですけど)で、題からして「ミクロアドベンチャー」。辞めましょうよ、見る前に内容がわかる題、と言いたくなります。
小人の魔法使いのウィプララは、魔法が下手で、人を石にしたり、大きさを小人サイズに縮めたりぐらいしか出来ません。そして、全ては彼の善意から使われる魔法なのですが、其れが様々なトラブルに繋がってしまいます!
ウィプララと友達になったブロム先生一家、立派なホテルへ食事に行きます。いざお会計、になった時、お金が足りません!(初出の1957年のオランダではまだクレジットカードは普及していなかったのか?)警察を呼ばれて、窮地の一家を助ける為に、ウィプララは魔法で全員を小さくしてしまうのです!
お終いには、ちゃんと元の大きさに戻れて、ウィプララ自身は、ウィプララの国へ帰って行きます。「きっと、いつかウィプララはもどってくるわ。」というロッティの言葉に、ひょっとして続きを書かれるつもりだったのかな、とも思いましたが、これは、子供の心に戻ってくる、という意味だったのだと思います。
長期個人保管の大変古い本です。経年比で本体は、赤い布張りの表紙も鮮やかで、汚れ無く大変綺麗と存じますが、状態は、どうぞ上記★書きと、画像よりご判断ください。
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